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Meta広告 動画クリエイティブの作り方|サイズと秒数の実例

Meta広告の動画クリエイティブの作り方を、配信面別のサイズ・最適な秒数とあわせて解説。冒頭3秒の設計やストーリー型動画の構成など、実例ベースの手法を紹介します。Meta広告で動画素材を用意したい方向けのガイドです。

公開: 2026年6月19日   最終更新: 2026年6月20日

出沼 義典 プロマーケ株式会社

この記事でわかること

Meta広告の動画クリエイティブは、配信面に合ったサイズ(アスペクト比)と目的に合った秒数で作るのが基本です。フィードは1:1か4:5、ストーリーズ・リールは縦型の9:16が目安。秒数は認知なら短尺、購入訴求なら長めが向きます。この記事では、サイズ・秒数・作り方の手順を実例とあわせて解説します。

Meta広告の動画クリエイティブとは

Meta広告の動画クリエイティブとは、Instagram・Facebookなどに配信する「動画素材の広告」のことです。クリエイティブとは広告で使う制作物(画像・動画・テキスト)を指す言葉で、そのうち動画を使ったものが動画クリエイティブにあたります。

スクロールしながら情報を眺めるSNSの中で、動画は「動き」と「音」で一瞬の注目を取りにいける強みがあります。静止画よりも多くの情報を短時間で伝えられるため、商品の使用シーンや雰囲気を伝えたいときに特に効果を発揮します。

この記事は、その動画クリエイティブを「どんなサイズ・秒数で、どう作ればよいか」という制作の視点でまとめたガイドです。なお、作った動画をどう配信し、数値を見ながら改善していくかという運用の話は、「Meta広告クリエイティブの運用」記事で詳しく扱います。

動画クリエイティブが成果に効く理由

動画クリエイティブが成果に効きやすいのには、いくつか理由があります。

ひとつは、情報量の多さです。静止画が一枚の絵で伝えるのに対し、動画は時間の流れの中で「課題 → 解決 → 行動の呼びかけ」といったストーリーを見せられます。ユーザーの感情を動かしやすく、記憶にも残りやすくなります。

もうひとつは、配信面との相性です。リールやストーリーズといった縦型フルスクリーンの面では、画面いっぱいに表示される動画がそのまま主役になります。SNSの利用がスマートフォン中心であることを考えると、動画は今の閲覧スタイルに最も合った表現といえます。

ただし、動画は「ただ流れている」だけでは見てもらえません。後ほど解説するとおり、冒頭の数秒で関心をつかめるかどうかが成果を大きく左右します。

画像クリエイティブとの使い分け

「動画と画像、どちらを使えばよいか」と迷ったら、次の判断基準で考えると整理しやすくなります。

動画が向いている:使用シーンや雰囲気、ストーリーで伝えたいとき/商品の魅力が「見せて」伝わるとき/認知を広げたいとき

画像が向いている:伝えたい情報がシンプルなとき/制作のスピードと枚数を優先したいとき/訴求の文言を素早く差し替えながら試したいとき

実務では、どちらか一方に絞るのではなく、両方を併用して反応を比べることが多くあります。ここでは「動画を選ぶかどうか」の判断基準までを示すにとどめ、複数のクリエイティブをどう運用・テストしていくかは「Meta広告クリエイティブの運用」記事で詳しく解説します。

Meta広告 動画の配信面別サイズ

動画クリエイティブで最初に押さえたいのが、配信面に合ったサイズ(アスペクト比)です。アスペクト比とは画面の縦横の比率のことで、これが配信面に合っていないと、意図しないトリミング(自動的な切り取り)や余白が生じ、見栄えと成果が落ちてしまいます。

フィード・リール・ストーリーズのアスペクト比

主要な配信面ごとの推奨サイズの目安は、次のとおりです。

配信面推奨アスペクト比サイズの目安表示のされ方
フィード1:1 または 4:51,080×1,080/1,080×1,350投稿に並んで表示。比較的じっくり見られる
ストーリーズ9:16(縦型)1,080×1,920画面いっぱいの全画面表示
リール9:16(縦型)1,080×1,920全画面表示。フィードの延長で流れてくる

フィードはモバイルでの占有面積が大きい4:5を基本に、正方形が必要な配置に1:1を用意する進め方が扱いやすいです。ストーリーズとリールは、いずれも縦型フルスクリーンの9:16で統一されています。

なお、Meta広告では1つの動画をすべての配信面で使い回すこともできますが、実務では配信面ごとに作り分けたほうが見え方と成果が安定します。配信面によって表示のされ方も、ユーザーの見る姿勢も違うためです。

※ 縦型フォーマットの推奨は更新されることがあります。最新の仕様は入稿前にMeta公式ヘルプで確認してください。

配信面ごとのフォーマットの使い分け

サイズと並んで気をつけたいのが、セーフゾーンです。セーフゾーンとは、画面上のUI要素(アカウント名や「広告」表示、CTAボタンなど)と重ならない「安全な表示範囲」のことです。

ストーリーズやリールでは、画面の上部にアカウント名や広告ラベル、下部にCTAボタンやキャプションが重なって表示されます。この領域にテキストやロゴなど重要な要素を置くと、隠れて読めなくなってしまいます。9:16のキャンバスを基準に、上下を避けて中央に重要要素を配置するのが基本です。

特にリールは、デバイスやキャプションの長さによって下部のUI要素が占める範囲が変わります。ストーリーズだけなら下部の余白は控えめでも済みますが、リールにも配信するなら、下部はやや広めに避けておくと安全です。Meta広告マネージャ上ではセーフゾーンの目安を表示する機能もあるため、制作後に必ずプレビューで確認しましょう。

Meta広告 動画の最適な秒数

サイズの次は、動画の長さ(秒数)です。「短い方がよいのか、長い方がよいのか」は多くの方が迷うポイントですが、結論は「目的と配信面によって変わる」です。

目的別の最適な尺

秒数を決めるときは、「何のための広告か」を起点に考えます。目安は次のとおりです。

認知・リーチを広げたい場合:短尺が有利。フィードなら5〜15秒、ストーリーズは15秒以内(5秒程度の超短尺も有効)が目安

購入・申し込みなど行動を促したい場合:内容を理解してもらう必要があるため、30〜60秒程度の長めも有効。リールは30秒以内が標準だが、説明が必要な商材は長めも検討

2段構えにする場合:まず短尺で広く認知を取り、動画を一定以上見た人に長尺で詳しく訴求する、という設計も効果的

配信面でいえば、ストーリーズは短く、フィードはやや長めでも見られやすい傾向があります。ただし「理論上の正解」はあっても、本当の最適解は商材・ターゲットによって変わります。同じ商品でも短尺の反応が良いこともあれば、長尺でじっくり説明したほうが成果が出ることもあります。

冒頭3秒の設計が重要な理由

秒数の話で最も大切なのが、冒頭3秒です。Metaの調査では、動画の離脱の半分以上が最初の3秒で起きるとされています。つまり、最初の3秒で関心をつかめなければ、その先どれだけ良い内容でも見てもらえません。

ここで意識したいのが、SNSの動画は音声オフで自動再生されるという前提です。多くのユーザーは音を出さずにスクロールしているため、音がなくても内容が伝わる設計が欠かせません。具体的には、冒頭に次のような工夫を入れます。

・一目で「何の広告か」が分かるテキストテロップを最初に出す

・動き・人物の顔・色のインパクトなど、目を引く要素を冒頭に置く

・音声に頼らず、字幕・テキストオーバーレイで要点を伝える

「最初の3秒に最も伝えたいことを凝縮する」。これが、秒数を活かすうえでの最重要ポイントです。

Meta広告 動画クリエイティブの作り方

ここまでのサイズ・秒数を踏まえて、実際の作り方を3つのステップで解説します。

ステップ1|構成の組み立て方(ストーリー型動画)

成果の出る動画クリエイティブの多くは、行き当たりばったりではなく「型」に沿って構成されています。代表的なのが、視聴者の感情の流れに沿わせるストーリー型動画です。基本の流れは次のようになります。

1.つかみ(冒頭3秒):ターゲットが「自分ごと」と感じる課題や問いを提示する

2.共感・課題提示:その課題を掘り下げ、「分かる」と思ってもらう

3.解決の提示:商品・サービスがその課題をどう解決するかを見せる

4.行動の呼びかけ(CTA):次にとってほしい行動(登録・購入など)を明確に促す

ここで重要なのが、訴求の切り口です。同じ商品でも、どの角度から語るかで反応は大きく変わります。たとえば弊社では、あるサービスの動画クリエイティブで、過度に期待をあおる切り口ではなく、ターゲットの現実的な課題に寄り添う切り口へ変えることで、その後の成果改善につなげた経験があります。動画でどんな成果につながったかの詳しい事例は、「広告運用の事例5選」記事でご紹介しています。

ステップ2|冒頭3秒のつかみ

構成の中でも、つかみは別立てで磨く価値があります。前章で触れたとおり、冒頭3秒で離脱の大半が決まるためです。つかみを作るときのチェックポイントは次のとおりです。

・音声オフでも「何の動画か」が3秒以内に伝わるか

・ターゲットが「自分に関係ある」と感じる入り方になっているか

・最初のカット・テロップにインパクトがあるか

つかみは1パターンに決め打ちせず、複数案を用意して反応を比べるのが理想です。なお、こうした複数案をどう配信・比較して勝ちパターンを見つけるかという運用の手順は、「Meta広告クリエイティブの運用」記事で詳しく解説します。

ステップ3|制作後の確認ポイント

動画ができあがったら、配信前に必ず次の点を確認します。制作ツール上での見え方と、実際の配信面での見え方は思いのほか違うためです。

配信面ごとのプレビュー:フィード・ストーリーズ・リールそれぞれで、トリミングや余白が出ていないか

セーフゾーン:テキストやロゴがUI要素と重なって隠れていないか

音声オフでの確認:音を消した状態で内容が伝わるか

ファイル要件:推奨の解像度・容量・形式に収まっているか(仕様はMeta公式ヘルプで確認)

この「制作後の確認」を省くと、せっかくの動画が表示崩れで台無しになることがあります。地味な工程ですが、成果を守るために欠かせません。

動画クリエイティブを運用で活かすには

ここまでで、サイズ・秒数を押さえた動画クリエイティブの作り方を解説しました。ただし、良い動画を作ることはゴールではなくスタートです。実際の成果は、作った動画を配信し、数値を見ながら改善していく「運用」の中で生まれます。

たとえば、複数の動画を同時に配信して反応を比べる、反応の良いつかみや訴求に予算を寄せる、結果を見て次のクリエイティブに反映する。こうした運用の積み重ねが、CPA(顧客獲得単価)の改善につながります。

この「クリエイティブをどう運用・改善していくか」というテーマは、「Meta広告クリエイティブの運用」記事で詳しく解説しています。動画素材が用意できたら、ぜひあわせてご覧ください。

Meta広告の動画クリエイティブに関するご相談

Meta広告の動画クリエイティブは、「配信面に合ったサイズ」「目的に合った秒数」「冒頭3秒のつかみ」という基本を押さえるだけでも、成果は大きく変わります。とはいえ、どんな訴求が自社の商材に効くか、どの構成が反応を取れるかは、実際に作って試してみないと見えてこない部分も多くあります。

弊社では、自社の結婚相談所「サポ婚」をはじめ、さまざまな業種でMeta広告の動画クリエイティブを制作・運用し、成果につなげてきた経験があります。「動画素材を用意したいが何から作ればよいか分からない」「作ってはいるが反応が伸びない」といった段階からでも、現状をお聞きして方向性を整理いたします。まずはお気軽にご相談ください。

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